タブレット活用、教育実践 郡山市教委が事例発表

郡山市教委は8日、教職員による教育実践発表会をオンラインで開き、タブレット端末を活用した学校行事や授業の取り組みが報告された。
同市西田町の市教育研修センターで4校の教職員が発表、ビデオ会議システム「Zoom(ズーム)」を通して同市とこおりやま広域圏内の公立学校教職員ら約250人が参加した。本年度は、市立学校に3人に1台配置されているタブレット端末を活用した教育をテーマに開かれた。
このうち高瀬中の三瓶晃弘教頭は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため生徒のみで開催した文化祭を、保護者向けに写真投稿サイト「インスタグラム」で生配信した取り組みを紹介。プライバシーを保護しながら配信を実現するまでの過程を説明した。
同校が保護者に行ったアンケートでは、文化祭の動画配信について84%が「見た」と回答。今後の学校行事でも、保護者の出席可否にかかわらず「動画配信してほしい」とした人は96%だったという。
三瓶教頭は「生徒と時間を共有できる役割は大きく、録画配信をすることで家族で一緒に見たり、遠方に住む家族と楽しんでもらえたりした」と話し、今後も活用していくとした。
本年度中に市内配備
郡山市は本年度中に市内の小学校、義務教育学校の児童に1人1台タブレット端末を配布する。端末は調達済みで、通信環境の整備が整い次第、配布する見通し。中学校は5月の配布完了を予定している。
市立学校のタブレット端末の整備は、市が新型コロナウイルス感染拡大による休校などを見据え、当初2023年度までの予定を前倒しして進めている。
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