志願倍率は安積1.13倍 福島1.01倍 福島県立高校入試前期選抜

 

 県教委は9日、県立高校入試前期選抜の志願倍率を発表した。全日制で倍率が最も高かったのは福島西・普通科の1.66倍。普通科を見ると、郡山が1.50倍、福島東が1.39倍で続いた。このほか磐城は1.16倍、安積は1.13倍、会津は1.08倍、福島は1.01倍だった。

 全日制は77校158学科・コースに1万1818人が志願し、倍率は0.94倍で前年に比べ0.01ポイント低下した。全体の64.7%に当たる108学科・コースで定員割れした。

 農業や工業などの職業系では平工・情報工学の1.50倍が最高で、勿来工・電気が1.38倍、福島工・機械と平工・電気工学が各1.35倍、磐城農・園芸と福島南・情報会計が各1.33倍の順となった。

 前期選抜は各校の特色を踏まえた自己推薦の「特色選抜」と、併願可能で学習成果を重視する「一般選抜」からなり、特色選抜の志願倍率と、特色・一般の両選抜を含む学科全体の志願倍率を発表した。

 学科全体の志願倍率は募集定員に占める志願者の実人数で算出した。一般選抜は特色選抜と地元の中学生を優先的に受け入れる連携型選抜の合格者数を差し引いた人数が定員となる。県教委は10~15日、1人1回に限って出願先の変更を受け付け、15日に最終倍率を確定させる。前期選抜の学力検査は3月3日に行われ、合格発表は同15日。

 小名浜海星・海洋は1.05倍 県立高前期選抜の統合校

 県教委が9日発表した県立高校入試前期選抜の志願状況で、いわき海星と小名浜が統合して開校する小名浜海星は食品システムが1.23倍、海洋が1.05倍となった。喜多方と喜多方東が統合して開校する喜多方・普通は0.82倍だった。

 小名浜海星は普通科と商業科の各1学級、水産科3学級の計5学級。学科間で連携し、資格取得や水産系の大学進学など教育活動の幅を広げる。喜多方は普通科5学級。単位制を導入し、難関大、国公立大など四年制大学、就職などの進路に応じたコースに分かれ、幅広い学習ニーズに対応する。県教委は「両校の特色を理解し出願してくれた生徒の期待に応えられるよう教育活動をやっていきたい」(県立高校改革室)としている。

 また昨春導入された特色選抜は全日制で0.76倍で、前年度に比べ0.06ポイント低下した。同選抜は各校が部活動の大会成績などの出願要件を定めているが、新型コロナウイルスの影響で大会中止が相次いだことから、本年度の大会実績を点数化しない特別措置を取る。

 学科別では、白河実・電気と勿来工・電気がそれぞれ3.00倍で最高倍率となった。勿来工・建築が2.50倍、福島西・デザイン科学が2.22倍と続いた。一方、8校10コースには志願者がいなかった。

 定時制全体0.45倍

 定時制は7校9学科・コースに実人数で218人が志願し、全体の倍率は0.45倍。郡山萌世・普通(昼間)が0.90倍で最も高かった。福島工・工業と保原・普通、福島中央・普通、会津二・普通、いわき翠の杜・普通(夜間)の特色選抜は志願者がいなかった。

 このほか、外国人生徒らの特別枠に7人、特別支援学校高等部に299人がそれぞれ志願した。