四家さん渡米、夢の「NBA」へ挑戦 地元いわきの先輩が支援

 
米国でバスケットボールに励む四家さん(右)

 福島南高卒の四家魁人さん(19)が米国でバスケットボールリーグ最高峰のNBAを目指して挑戦を続けている。新型コロナウイルスの影響で留学が一時白紙になったものの、昨年10月に渡米。専門学校に通いながら夢を追い掛ける。「毎日が勝負。チームの信頼を勝ち取り、次のステップに進みたい」と決意を語る。

 四家さんはいわき市出身。福島南高に進み、1、2年時にウインターカップに出場。3年時は主将として全国高校総体(インターハイ)出場に貢献した。スピードと得点力のあるポイントガードとして大学から誘いもあったが、NBA選手になる夢をかなえるため、フロリダへ単身留学した。

 米国での挑戦を後押ししたのは、国内でプロ選手として活躍する地元の先輩たちだった。四家さんが一番負担に感じていた金銭面は、琉球ゴールデンキングスの船生誠也選手(いわき市出身)が学費の支援を申し出た。元福島ファイヤーボンズで同じようにNBA挑戦中の猪狩渉さん(いわき市出身)は自身の留学経験を生かし、受け入れ先の学校探しなどをサポートした。「本場でバスケの楽しさと厳しさを体感し夢をかなえてほしい」と四家さんを応援している。

 新型コロナの影響で受け入れ先の学校を変更するなど予定通りに進まず、高校の体育館で自主練習をして過ごす時期もあった。それでも、昨年10月末に渡米がかない、英語も学びながら強豪大学への進学を目指している。NBA選手の多くは強豪大学で活躍し、ドラフト指名される。NBAへの一番の近道といわれる強豪大学に入るため、まずは専門学校の試合で大学のスカウトにアピールする。「技術よりも一つ一つのプレーへの気迫がすごい。やらないとやられる感じ」とバスケの本場で刺激を受ける四家さん。夢への階段を一歩ずつ上っていく。