両陛下、福島県をお見舞いへ 震災10年、オンラインで16日予定

 

 天皇、皇后両陛下が、東日本大震災の発生から10年を迎える本県をオンラインで結び、被災者を見舞われる方向で調整が進んでいることが10日、関係者への取材で分かった。16日に予定されており、内堀雅雄知事から被災地の状況の説明を受け、大熊町や双葉町で被災した人たちと交流を図るという。

 関係者によると、新型コロナウイルスの感染拡大で現地訪問が難しい中、両陛下の希望も踏まえ、被災からの復興状況を視察し、被災者らと懇談する予定。双葉町に昨年9月に開館した東日本大震災・原子力災害伝承館もオンラインで視察する。

 両陛下は、皇太子ご夫妻として震災後、本県に3度来県し、被災した県民を励まされてきた。即位後の2019年12月には、東日本台風(台風19号)で甚大な被害を受けた本宮市などを訪問。昨年11月には、新型コロナの医療機関での対応状況を聞き取るため福島赤十字病院(福島市)などをインターネットでつなぎ視察、懇談された。

 オンラインによるお見舞いは岩手、宮城両県でも3月中までに順次実施される。両陛下は3月11日に政府主催の追悼式があれば、出席する方針。昨年2月の天皇陛下の誕生日会見で、陛下は「甚大な被害を及ぼしたことは、今思い出しても胸が痛みます。被災者に寄り添い、被災地に長く心を寄せていきたいと思っております」と述べた。