竹田綜合病院で「クラスター」発生 福島県、新たに11人感染確認

県は11日、竹田綜合病院(会津若松市)に勤務する職員7人の新型コロナウイルス感染を確認し、県内32例目のクラスター(感染者集団)が発生したと発表した。7人を含む計11人の陽性が10日に判明した。1日当たりの感染者数が2桁となるのは2日の13人以来、8日ぶり。県内の感染確認は計1805人となった。
病院では4日に20代男性職員の感染が判明しているが、7人との接触が確認できていないため、県はクラスターに含めていない。7人とも陽性患者の専用病棟を担当しておらず現時点で感染の起点は不明という。
県によると、8日から喉の痛みを訴えていた別の20代男性職員の陽性が10日に分かり、接触があった職員27人を検査した結果、さらに6人の感染が判明した。県は7人と接触があった職員、入院患者計約90人の検査を進めている。
15人退院、病床使用27%
県が11日発表した新型コロナウイルスの感染者のうち、竹田綜合病院(会津若松市)の職員は会津若松市の20~40代の男女4人、会津坂下町の20代と40代の女性、喜多方市の20代女性。残る4人は郡山市の50代と60代の女性、南相馬市の80代女性、浅川町の10代男性だった。
県は、10日までに15人が退院したとも発表した。同日現在の入院者数は127人(予定含む)で、病床使用率は27.1%。重症者は前日から1人増え9人となった。宿泊療養と自宅療養は各1人。
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