ウェブデザインの国際コンテスト入賞 福島出身・清水さん

 
作品が「アナラブル・メンション賞」に輝いた清水さん

 ホームページや動画、雑誌の制作などを請け負うメディア制作所「雑多制作(ざったせいさく)」(国見町)が作ったウェブサイトが、国際的なウェブデザインのコンテスト「アウォーズ」で、入賞に相当する「アナラブル・メンション賞」に輝いた。同社代表の清水公太さん(36)は「ずっと挑戦したかった大会で受賞できてうれしい。福島で仕事を始めた時期に受賞できたので幸先が良い」と喜んだ。

 ウェブサイトは清水さんのデザイン。清水さんは福島市出身で、雑誌などを扱う東京の制作プロダクションやウェブ制作会社で働いた後、「地元の福島で自分の力を試したい」と昨年8月に本県に戻り、メディア制作所を開業した。

 アウォーズは2009(平成21)年にスペインで発足した世界最大級のウェブデザインコンテスト。世界中から選ばれた審査員らがデザイン・使いやすさ・創造性・内容の四つの指標を評価、賞を選定している。

 受賞した作品は、茨城県笠間市を拠点に制作活動を行っている彫刻家・佐々倉文さんのウェブサイト。清水さんは、佐々倉さんの「個展という空間を一つの作品として捉える」ことを意識し、実際に個展に訪れた時の臨場感をウェブサイト上で表現した。

 トップページでは佐々倉さんの作品を表示し、「イントロダクション」として佐々倉さんの生い立ちや作品にかける思いなどを紹介、実際の個展の導入部分を表現した。

 作品紹介ページには、閲覧者に興味を持ってもらえるよう、カーソルを作品画像に合わせると画像が動き出す仕組みを作った。清水さんは「実際に個展に来た時、目の前で見ている作品の奥に別な作品が見えることがある。このちょっとしたドキドキを表現したかった」と意図を説明する。

 清水さんは「今後は地元の企業などと協力した地域密着型の仕事に携わり、情報発信の仕方などを広めていきたい」と意気込む。

 雑多制作のホームページはhttps://zatta.link/。佐々倉文さんのホームページはhttps://ayasasakura.com/