「復興」携わる意識継承へ 教育シンポ、ふるさと創造学など紹介

 
オンラインで「ふるさと創造学」について説明する岩崎教育長

 震災と原発事故から丸10年となるのに合わせ、本県の「復興教育」に関するシンポジウムが13日、オンラインで開かれた。参加者が震災後に始まった双葉郡独自の「ふるさと創造学」などの取り組みを振り返りながら、今後の教育の在り方を話し合った。

 実践報告として、富岡町の岩崎秀一教育長が2014年から始まった「ふるさと創造学」を紹介。当初は震災前のふるさとを知る学習が主だったが、現在は復興に向けてできることを考えるようになったと説明。今後の展望として「震災を知らない世代が増える中、子どもたちに復興に携わる意識を継承していかなければならない」とした。

 ふたば未来学園中・高の南郷市兵副校長は同校の実践教育の特徴の一つである「演劇教育」を紹介。生徒がテーマを調査し演じることで、寛容性や新たな価値観を育てることにつながるとし「新しい社会をつくるため、思考力や想像力をもった子どもたちを育てる必要がある」と語った。

 神戸和佳子ふたば未来学園特任講師、NPOカタリバの長谷川勇紀氏も取り組みを発表した。福島大大学院人間発達文化研究科と「大震災後の福島県の教育復興を進める会」が主催した。