エゴマと雑草を選別 郡山・日ノ出工機、手作業の9倍自動化

 
エゴマ自動選別機「福箕」を見学する生産者ら

 精密部品の製造組み立て、加工を手掛ける日ノ出工機(郡山市)は、エゴマと雑草の種子などのごみを選別するエゴマ自動選別機「福箕(ふくみ)」を開発した。15日、同市で完成披露会を開き、生産者らに公開した。

 選別機は、生産者がエゴマを投入しやすいよう、高さ1メートルのコンパクト設計にした。コンベヤーの回転と傾斜を利用してエゴマとごみを選別する仕組みで、エゴマの種子を傷つけずに選別することができる。同社は選別物を均一に落下させるドラムとローター部の形状を考案し、この技術を特許出願した。

 従来は生産者らがピンセットなどを使って目視で選別していた。手作業だと1時間当たり平均1キロしか選別できないが、選別機を使うと1時間当たり9キロを選別することができる。

 県農業総合センターが約2年前に試作モデルを開発。量産化を図るため、同社が改良し、昨年3月に量産モデルを完成させた。その後、県内の農業法人によるテスト運転を行い、製品化した。同社の吾妻柄穂顧問は「栽培関係者の助っ人になるよう、さまざまな改良を積み重ねていきたい」と話した。

 選別機は南東北クボタ(宮城県名取市)で取り扱っている。問い合わせは南東北クボタへ。