「天のつぶ」日本酒が輸出再開 猪苗代産、香港と台湾へ

 
輸出再開を喜ぶ五十嵐課長

 猪苗代町で生産されたコメ「いなわしろ天のつぶ」で仕込んだ日本酒が香港、台湾に輸出されることが決まった。新型コロナウイルスの影響で昨年2月から輸出が止まっていたが、農林中央金庫の輸出向けカタログ掲載がきっかけになった。

 販売元のJA会津よつばによると、台湾への輸出は初めてで、香港、アゼルバイジャン、アラブ首長国連邦のドバイに続いての輸出となる。香港に純米大吟醸と純米吟醸720ミリリットル入りが計24本、台湾には純米大吟醸720ミリリットル入り60本を出荷した。

 同JAふるさと直販課の五十嵐健一課長は「現地での商談ができない中、オンラインで商談を行うなど試行錯誤したことが実り、うれしい。引き続き販路拡大に努めたい」と意気込んだ。

 同JAによると、日本酒は新型コロナの感染拡大に伴う渡航制限や現地の飲食店の休業などで輸出が止まり、約1200本が在庫となっていた。同JAはコメ農家、酒造会社の双方を支援しようと、昨年12月から今年1月にかけてクラウドファンディングを実施、67万円の寄付が集まった。