高速バス増便「助かる」 首都圏から福島県へ、利用者多数

バスタ新宿発の郡山行き高速バスに乗り込む利用者
地震による東北新幹線の運休が続く中、福島県と首都圏を結ぶ代替交通手段として高速バスの需要が高まっている。東京のJR新宿駅に直結する国内最大級のバスターミナル「バスタ新宿」では16日、本県へ向かう高速バスに乗車する多くの利用者が見られた。
JRバスや福島交通などは新宿発で郡山、福島両市などに向かう高速バスを増便している。
神奈川県に単身赴任している福島市の会社員男性(52)は有給休暇を取り、高速バスで帰省することにした。自主的にPCR検査を受けたといい「新幹線より時間はかかるが、高速バスは乗り換えがないので気が楽。地震の被害がないか、お墓の様子を見てきたい」と話した。
千葉県で葬儀に参列した会津若松市の女性(77)は14日に地元に帰る予定だったが、新幹線の運休で滞在を延ばした。東武鉄道の特急「リバティ会津」の利用も考えたが、会津バスが新型コロナウイルスの影響で運休中だった高速バスを15~18日に臨時運行させることを知り、バスタ新宿に来たという。「会津行きの直通バスが復活してくれて、本当に助かる」とほっとした表情で乗り込んだ。
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