福島市、幼稚園送迎ステーション開設へ 開園時間のミスマッチ解消

 
幼稚園送迎ステーションの利用イメージ

 「待機児童ゼロ」を目指している福島市は4月、市内中心部1カ所に、幼稚園の登園前や降園後の預かり保育を行う施設「福島市幼稚園送迎ステーション」を開設する方針を固めた。保護者の就労パターンを変えずに、幼稚園の開園時間のミスマッチを解消し、幼稚園利用を選択できるようにする狙いがある。

 開所時間の午前7時30分~同9時までに登園し、受け入れ先の各幼稚園の送迎バスの出発まで保育が行われる。日中は送迎された幼稚園で過ごす。降園時は各幼稚園の送迎バスに乗って再びステーションに戻る。最大で午後7時まで預かる。

 主に保育施設を利用する子どもが3歳になった時に幼稚園に転園する際、私立幼稚園を選択できるよう支援する。

 市担当者は「これまでは共働きで保育園しか選べなかったり、送迎を理由に遠くの幼稚園を選べなかったケースがあった。ステーションの利用で新たな選択肢が広がる」とした。需要が見込める場合は開設数を増やす考えもある。

 市議会3月議会に提案する新年度一般会計当初予算案に事業費などを盛り込む方針。

 市は県内最多の待機児童数を抱えたため、独自対策として保育定員拡大や預かり保育支援、保育士の処遇改善などに取り組んできた。待機児童数は20年4月で22人と激減し、県内最多を脱却している。