80代以上の感染経路「施設内と家族内」88% 福島県の新型コロナ

 

 県は18日、新型コロナウイルスの感染症対策本部員会議を開き、県内で感染拡大が目立った昨年11月~今年1月に陽性が判明した1347人の調査結果を公表した。年代別の感染経路のうち80代以上は施設内が66%を占め、県は「病院や高齢者施設でクラスター(感染者集団)が複数発生したことが背景にある」と分析した。

 80代以上の感染経路は施設内と家族内を合わせ88%に上った。10歳未満や10代は家族内で感染する傾向にあり、特に10歳未満は84%を占めた。県は親など同居家族から子どもや高齢者に感染が広がったとみている。

 県アドバイザーの金光敬二福島医大教授は今月複数のクラスターが発生していることに「組織の責任者の判断が重要になる」と指摘。「今までのクラスターを解析してリスク評価をしてもらい、組織内で感染対策の順守を促してほしい」と述べた。

 感染者の年代別内訳については、7~10月は男性が30代、50代、60代の順で、女性は40代、20代、50代の順に多かったが、11月~1月はいずれも20代が最多となり、若い世代での感染拡大が目立ったという。