オタネニンジン、お味はいかが? 会津地方振興局が給食に提供

 
オタネニンジンを使ったから揚げを味わう6年生=荒舘小

 会津で300年以上前から栽培されてきたオタネニンジン(御種人参)への関心を高めてもらおうと、県会津地方振興局が管内小中学校の学校給食でオタネニンジンを使った料理を提供する取り組みを進めている。「食育の日」の19日には、会津若松市の荒舘小でオタネニンジンの粉をたれに使ったから揚げが提供された。

 同振興局は、オタネニンジンの認知度向上や消費拡大を目指し、フェアなどに取り組んでいる。学校給食での提供は3年目で、本年度は管内26校で延べ1万100食分を提供する。

 レシピは昨年度から、地域伝統食材に含まれる機能性成分の調査や分析、レシピ開発に取り組んでいる会津大短期大学部食物栄養学科左ゼミ(左一八教授)の学生らに考案を依頼。昨年度の人参ご飯やカレーに続き、本年度はオタネニンジン入りクリームシチューなど3種類が考案された。

 各家庭でもオタネニンジンをメニューに取り入れるよう、作り方を書いた紙も児童生徒に配布している。

 同日は、から揚げの衣にオタネニンジンの粉を混ぜ、ゴマを加えて臭いや苦みを和らげたメニューを全校生徒240人分に提供した。オタネニンジンをPRしている非公認キャラクターの「おたねくん」も登場した。児童(6年)は「オタネニンジンを初めて食べた。苦みもなくておいしかった」と笑顔を見せた。

 オタネニンジンは8代将軍徳川吉宗が朝鮮半島から輸入した種を各地の大名に分け与えたことが「御種」の由来。「漢方の王様」とも呼ばれる。