東北中央道「相馬福島道路」開通延期 地震影響、4月末以降に

 

 東北中央道「相馬福島道路」(延長約45キロ)の全線開通が、予定されていた3月末からゴールデンウイーク前後に、少なくとも約1カ月間延期されることになった。13日に発生した本県沖を震源とする最大震度6強の地震の影響で、唯一未開通で残っている伊達桑折―霊山インターチェンジ(IC)間(延長10.2キロ)にある4カ所のこ道橋の補修が必要になったため。福島河川国道事務所が19日発表した。

 福島河川国道事務所によると4カ所の橋は、国道4号をまたぐ本線のこ道橋とICに下る道のこ道橋のほか、宮本こ道橋、上保原こ道橋。補修が必要になったのは、気温の変化による橋の伸縮や、地震の際などの橋の変形を吸収する「橋梁伸縮装置」と呼ばれる部品で、橋と橋台をつないでいる。

 この装置には通常3センチの隙間があるが、今回の地震を受けて4カ所の橋で隙間が1センチ前後に縮まった。このままだと次に地震が起きた際などに橋の変形を吸収できない可能性があることから、開通前に補修を行うことにした。

 4カ所の橋の補修やそのほかに残っている作業を終えるまで、今から2カ月間程度必要になるという。同事務所は「一日も早い開通に向け事業を進める」としている。具体的な開通日は改めて発表するという。

 相馬福島道路は国が「復興支援道路」に位置付け整備を進めている自動車専用道。常磐道に接続する相馬ICから東北道の桑折ジャンクションまでをつなぐ。