上場企業被害20社、休業や生産停止続く 福島県内に本社や工場

 

 本県沖を震源とする最大震度6強の地震で県内に本社や工場、店舗などを置く上場企業の約20社が被害を受けたことが19日、帝国データバンクのまとめなどで分かった。

 各社は被害状況をホームページなどに適時開示している。ケーズホールディングス(HD)は家電量販店ケーズデンキの相馬店、福島南本店、郡山本店、いわき本店の天井や壁の一部が落下し、店舗設備の故障などもあって休業している。復旧にはしばらく時間を要する見込みで、営業は安全が確認でき次第再開する。

 IHIは航空エンジン部品などを生産する相馬市の相馬第一、第二工場などが被害を受けて操業を停止したが、19日に一部操業を開始したと発表した。

 帝国データバンクのまとめ以外でも、各企業の被害が確認されている。アサヒグループホールディングスは、アサヒビール福島工場(本宮市)の設備が一部被災し、15日以降の製造を休止中で、生産や出荷の再開は3月上旬の見通し。

 日立製作所系の自動車部品メーカー「日立Astemo(アステモ)」は19日、桑折町の福島工場を20日にも一部稼働する見通しを明らかにした。同社からの部品供給が滞り、トヨタ自動車が一部工場の停止を決めている。福島工場の完全復旧の見通しは立っていない。

 ほかにも、住友ゴム工業白河工場(白河市)や朝日ラバー福島工場(泉崎村)などで被害があった。

 ヴィクトリア並木店、仮設店21日営業再開

 ゼビオホールディングス(郡山市)は21日、本県沖を震源とした地震で被災した同市のヴィクトリアゴルフ並木店の仮設店を開設して営業を再開する。

 並木店は、地震でガラスが割れたり、スプリンクラーが壊れ店内が水浸しになるなどの被害を受けた。復旧を進めているが、再開の見通しが立たない状況という。

 仮設店は、郡山市朝日の本社隣にある旧ライトオンの建屋に開設する。営業時間は午前10時~午後7時。