生け花の魅力配信 華道6流派が動画製作、作成手順を解説

 
生け方を解説する佐藤さん

 新型コロナウイルスの感染拡大で需要が減っている花の魅力を広く県民に知ってもらおうと、華道6流派の講師が生け花の楽しみ方を紹介する動画が動画投稿サイト「ユーチューブ」で公開されている。県花き振興協議会の主催。昨年8月に動画配信が始まり、福島市で今月18日、企画最後となる動画収録が行われた。

 チャンネル名は「ふくしま花福プロジェクト」。松風花道会、龍生派、草月流、梶井華道会、華道家元池坊、小原流でつくる福島地区華道教授連合会が協力し、流派ごとに4本の動画を収録した。作成手順や生け方の解説を行っており、流派ごとの違いも確認できる。

 コロナ禍で結婚式や入学式などの中止や規模縮小が相次ぎ、花を観賞する機会が減る中、日常で花に触れる機会をつくってもらうことなどを目的に始めた。企画発案者の福島花き(福島市)の阿部ひろみ取締役は「生け花には、時代や文化の移り変わりに合わせて変わってきた歴史がある。コロナにも対応し、花卉(かき)産業を盛り上げたい」と語った。

 最後の動画収録は、華道家元池坊と小原流が出演した。動画は3月末までに順次公開される。講師を務めた小原流の佐藤恵梢さん(58)は「初心者でも取り組みやすい型や花を紹介した。少しでも花に関心を持ってくれれば」と話した。