開発中の「将軍ディナー」、改善点探る 二本松・体験型観光商品

 
お披露目会で提供された将軍ディナー。キリ材の膳に特別料理が詰められた

 観光による二本松市の地域づくりに取り組むにほんまつDMOは、二本松の料理と地酒を楽しめる体験型観光商品「将軍ディナー」を開発している。17日には同市の国田屋醸造で、旅行関係者へのお披露目会を開き、改善点などを探った。

 将軍ディナーは、霞ケ城公園で毎年秋に開かれる二本松の菊人形会場で、特別料理を弁当風に詰めた「ディナーボックス」と、市内4酒蔵の日本酒が提供される。市内3飲食店の料理人が日本酒に合う料理を前提に、高級感のあるメニューを考案した。

 ディナーボックスは、地元の橋本仏具彫刻店が二本松伝統の木工の技を使い、酒の升をモチーフにキリ材で制作。中ふたには「菊花」の蒔絵(まきえ)を施した。おちょこは、二本松万古焼井上窯が各酒蔵の特徴を考慮して形や色合いを変えて4タイプを準備。二本松の歴史や文化を感じながら、食事ができるよう工夫した。

 お披露目会は、会場となる菊人形の「マムルーム」を再現した蔵の中で開催。タイと中国圏を対象にする旅行関係者2人を招き、同市出身の日本画の大家大山忠作の「鯉」を題材にしたすしや郷土料理のいかにんじんなど9品を提供した。2人は「ぜいたくな時間が過ごせた」「料理がおいしい」などと企画の魅力を評価した一方で、「料理が冷たすぎて、温かい料理を好む外国人は手を付けない」など、改善点を指摘した。

 DMOは、欧米関連の旅行関係者向けのお披露目会も開いていて、意見を参考に商品の熟度を向上させ、将軍ディナーを核にした1泊2日の旅行モデルを設定する考え。