スマホ予約バス運行 会津若松市内、4月9日まで実証

 
スマホで予約した「さわやか号」に乗り込む利用者

 スマートフォンで予約できるバス「MyRideさわやか号」の実証運行が15日、会津若松市の金川町・田園町周辺などを運行エリアに始まった。予約状況を基にAI(人工知能)が最適な経路やダイヤを算出する「ダイナミックルーティング」で運行、課題を検証した上で対象を広げる考え。

 市や会津乗合自動車(会津バス)は金川町・田園町住民コミュニティバス運営協議会と連携、2014(平成26)年から定時定路線の住民コミュニティバス「さわやか号」を運行している。路線バスがない地域で交通弱者の足を確保するのが目的。スマホで予約し、行き先や時間が合う利用者同士が相乗り、割り勘するタクシーの実証実験も行われたが、今回はバスとタクシーの中間のような運行形態でスマホ予約型バスを走らせる。市、会津バスなどでつくる「会津Samurai MaaSプロジェクト協議会」が運行主体。

 利用者はスマホにインストールした専用アプリで出発地と目的地を設定、乗車予約する。バスが迎えに来るまでの予定時間が表示されるので、乗りたい場合は「予約する」を押し乗車地点に向かう。

 エリア内には既存のバス停100カ所以外に85カ所の「バーチャル(仮想)バス停」が設定されている。実証運行は4月9日までで、バス(ジャンボタクシー)1台が運行する。運賃は大人400円、小学生200円。初日は金川町児童会館でスマホ教室が開かれ、利用者が専用アプリをインストールした。13人が予約したバスに乗り、買い物に向かった。利用者(78)は「72歳の誕生日を機会に免許返納した。『ガラケー』を使う機会が多いが、慣れれば便利だと思う」と話した。