浪江の桜並木モザイクアート完成 横浜の3姉妹、ふたば未来高生

 
本県の写真を組み合わせて完成した「桜とともに続く、真っ直ぐな一本道」

 震災から丸10年を前に、横浜市に住む中学生、大学生の3姉妹と、ふたば未来学園高(広野町)の社会起業部が共同制作したフォトモザイクアート作品が完成した。本県を題材にした1480枚の写真を幾重にも組み合わせ、浪江町の請戸川リバーラインの桜並木を描き上げた。

 作品のタイトルは「桜とともに続く、真っ直(す)ぐな一本道」。本県の魅力である桜の景色が印象的で、復興への願いが表現されていることから、応募された写真の中から選んだという。

 プロジェクトを企画した学習院女子中等科3年の広瀬はるさん(15)、姉の慶応大1年のみおさん(19)、同3年のまみさん(21)とふたば未来学園高の生徒が1~2月、写真とメッセージを募ったところ、目標の1000枚を上回る作品が寄せられた。専用のアプリを活用してモザイクアートに仕上げた。3人は「『できたらすてきだね』と姉妹で話した小さな企画が多くの人たちに応援してもらった」と感謝し「震災から10年の春を迎える今、福島への思いを一つの形にすることができてうれしい」と喜びを語った。

 作品の大きさは縦1.2メートル、横1.8メートル。11日に広野町の防災緑地で開かれる追悼イベントで、ふたば未来学園高の生徒の手でお披露目される。その後は今月末まで、同町の二ツ沼総合公園パークギャラリーに飾られる。