行方不明者につながる手掛かりを 震災10年、浜通りで一斉捜索

 
浪江町の棚塩海岸で行方不明者発見の手掛かりを捜す警察官ら=11日午前11時45分ごろ

 県警は11日、震災から10年に合わせて浜通りのいわき中央、いわき東、いわき南、南相馬、双葉、相馬の各署管内の海岸など23カ所で一斉捜索を行い、行方不明者につながる手掛かりを捜した。

 県警に加え福島海上保安部と双葉地方消防本部、富岡、浪江両町の消防団などから計約530人が参加。このうち浪江町の棚塩海岸では約80人がスコップや重機で地面を掘り起こし、遺留品がないか確認した。

 現地を訪れた和田薫県警本部長は「行方の分からない人の家族や関係者の気持ちに改めて思いをはせ、一人でも多くの人を発見し、手掛かりになるものを一つでも得られるように引き続き取り組んでいきたい」と話した。

 県警によると、特別捜索では骨のようなもの5本や骨片のようなもの14片が見つかった。また双葉署と南相馬署、各捜索現場では、午後2時46分に合わせて署員らが黙とうをささげた。