立体音響や展示スペースの演出一新 古関記念館3月13日再開館

改装された古関裕而記念館の展示スペース =12日午後、福島市
福島市出身の作曲家古関裕而を顕彰する同市の古関裕而記念館は13日、展示や構成を一新して再開館する。最新の立体音響や展示スペースの新たな演出を通して、来場者に古関の魅力や楽曲をより楽しんでもらう。12日に報道機関向けの内覧会が開かれた。
1988(昭和63)年の開館以来初の全館刷新で、昨年12月から臨時休館していた。最新の立体音響「古関裕而サウンド・トリップ」では「長崎の鐘」など珠玉の3曲が聴ける。展示では古関の人柄や足跡が分かる内容で、資料や写真など約600点が並んでいる。
古関がモデルとなった朝ドラ「エール」効果で、昨年は全国から来館者が増加した。村上敏通館長は「古関の音楽世界を体感してもらえる展示になった。功績をしっかりと発信していきたい」と話す。
13日は開所式後の午前11時に開館する。午後1時から隣接の「ふくしん夢の音楽堂」で、バリトン歌手佐藤一成さんらによる古関メロディーコンサート(入場無料、先着80人)も開く。
同館の通常の開館時間は午前9時~午後5時。再開館に合わせ、新たに入館料を設定する。一般300円、小・中学生100円。
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