「夢に向かって進む」いいたて希望の里学園、初の卒業生14人巣立つ

 
教室で記念撮影をする卒業生=12日午前、飯舘村・いいたて希望の里学園

 県内の公立中学校208校と義務教育学校3校の計211校は12日、卒業式を行った。県教委によると、本年度の卒業生は中学校が1万5340人(前年度比690人減)、義務教育学校が74人(同15人増)。式典の開催時間を短縮したり、出席する保護者の数を制限したりするなど新型コロナウイルスの感染拡大防止対策を講じた。

 飯舘村の3小学校と飯舘中を統合して本年度開校した義務教育学校「いいたて希望の里学園」は同学園で初めての卒業式を行い、中学3年に当たる9年生14人が希望を胸に巣立った。

村の未来「つなぐ想い」

 「村の未来に向け、たくさんの方の思いに応えることができるように、夢に向かって前に進み続けることを誓います」。飯舘村の義務教育学校「いいたて希望の里学園」の卒業式で、卒業生代表の男子生徒(14)は答辞で力強く決意を述べた。

 同校は、草野、飯樋、臼石の3小学校と飯舘中が統合して昨年4月に開校した。開校前は、原発事故に伴い川俣町に整備された仮設校舎で勉学に励んできた。避難生活を経て「当たり前」の大切さに気付いたといい「私たちがこの学校の顔だと常に感じながら、児童生徒会活動などに一生懸命取り組んできた」と学校生活を振り返った。

 卒業生14人は式の途中、自分たちで作詞作曲を手掛けた曲「今ここに~つなぐ想(おも)い」を披露、コロナ禍の中で生きる全ての人へエールを送った。