環境省、県産再エネ使用 Jヴィレッジでシンポ、小泉氏が方針

 
再生可能エネルギーの普及などについて語った小泉氏

 環境省は13日、Jヴィレッジ(楢葉町、広野町)で環境や本県の未来について考えるシンポジウムを開いた。オンラインで参加した小泉進次郎環境相は再生可能エネルギー(再エネ)の普及により「電気も産地を選ぶことが可能になった」と紹介。本県にある同省施設の電力を本県産の再エネに切り替える方針を明らかにした。

 同省は2030年までに、同省所有の建物の電力を再エネ100%にすることを目標に掲げており、再エネへの取り組みを本県でも加速させる考えだ。

 シンポジウムは、東日本大震災と東京電力福島第1原発事故から10年を契機に、県と同省の連携協力協定に基づいて未来志向の環境施策への理解醸成につなげようと開催された。小泉氏は「(震災)10年は区切りではなくスタート」と強調。脱炭素社会の実現や、再エネ普及への思いを語った。

 小泉氏は、食品などの購入による産地応援のほか、電気についても産地を選ぶことが地域支援につながる、と説明。被災地支援の一つの形として再エネ電気への切り替えを提案した。

 シンポジウムでは、タレントのなすびさん(福島市出身)と、タレントで元サッカー女子日本代表の丸山桂里奈さん、キャンドルアーティストのキャンドルジュンさんが登場。スマートフォンを使い、再エネ利用の電力会社への切り替えを実演するなど、分かりやすくPRした。

 小泉氏や内堀雅雄知事、県内外の中高校生らによるトークセッションも行われ、子どもたちは脱炭素社会実現へ向けた方法や、本県の今後のエネルギー政策などについて質問していた。