門田隆将さん、原発事故を語る 福島県で中小企業問題研究集会

 
原発事故の教訓について話す門田さん

 中小企業家同友会全国協議会は13日、全国の中小企業経営者らが集まる「第51回中小企業問題全国研究集会from福島」をオンラインで開き、参加者が東日本大震災の教訓やコロナ禍の中小企業の役割について理解を深めた。

 本県での開催は2012(平成24)年以来2回目で、東日本大震災から10年の節目に合わせ、「東日本大震災復興シンポジウム」と位置付けた。全国から約1000人の会員が参加した。

 2部構成で、1部では映画「Fukushima 50」(フクシマフィフティ)の原作者の作家門田隆将さんが「福島第一原発事故は日本人に何を問いかけたのか~新型コロナ問題や頻発する自然災害対応へ教訓とすべきこととは」をテーマに講演した。

 門田さんは、元東京電力福島第1原発所長の故吉田昌郎さんらへの取材のエピソードを紹介。事故直後の現場で対応に当たった作業員の多くが「吉田さんとなら一緒に死ねる」という覚悟で作業していたことを明かし「福島人が日本を救った」と語った。2部では、「今後も存続し続ける会社づくりのために、わが社が取り組むべきことはなんですか?」をテーマにグループ討論を繰り広げ、参加者が意見を交わした。