町民の手色とりどりに 双葉、壁画プロジェクト第5弾

 

 東日本大震災と東京電力福島第1原発事故に伴い全町避難が続く双葉町を芸術で盛り上げるプロジェクトの第5弾となる壁画「HERE WE ARE(ヒア・ウィ・アー)~ヨイショ!~」が12日、同町中野地区復興産業拠点の双葉中央アスコン外壁に完成した。

 「復興の光、手繰り寄せる」

 企業理念などを壁画で表現する会社「OVER ALLs(オーバー・オールズ)」(東京都)や、町民有志でつくる「FUTABA Art District(フタバ・アート・ディストリクト)実行委員会」の主催。

 プロジェクト最大級となる高さ約4メートル、幅約40メートルの壁画のモチーフは、同町の名物イベント「巨大ダルマ引き」。力を合わせて復興を手繰り寄せる町民らの手を色とりどりに描いた。10日に制作を始めた。新しい未来への一歩という思いを込め、震災から丸10年となった11日を越え、12日まで3日間かけて完成させた。

 制作に協力した双葉中央アスコンは中野地区で操業を開始した第1号の民間企業。関孝之副所長(53)は「津波や原発事故で被災した従業員も一生懸命働いている。みんなで綱を引き、復興の光を見ることができれば」と期待した。