「電気バス」大熊町4月1日導入 お披露目、脱炭素達成へ一歩

 
お披露目された電気バス

 大熊町は4月1日、大熊、富岡両町を結ぶ生活循環バスに排ガスを出さない「電気バス」を導入する。大熊町役場前で16日、車両がお披露目された。導入により、町が2050年までの二酸化炭素(CO2)排出実質ゼロを目指す「ゼロカーボン」の実現につなげる。

 導入する電気バスは、中国の自動車メーカーBYD社製。約3時間の充電で約150キロ走ることが可能で、定員は25人。同規模のディーゼルバスに比べ、年間約30トンのCO2排出削減ができるという。町が国の交付金を活用して約2100万円で1台購入し、民間事業者に運行を委託する。

 試乗会が開かれ、吉田淳町長や町議らが乗車し、町役場からJR大野駅周辺まで巡った。吉田町長は「音が静かで乗り心地がいい。バスは脱炭素達成への小さな第一歩になる」と話した。

 生活循環バスは住民の生活支援策として、東京電力福島第1原発事故による避難指示が19年4月に解除された同町大川原地区とJR大野駅、富岡駅を結ぶルートで無料で運行している。