「モンスターウルフ」国見町導入へ 鳥獣害対策、鳴き声で撃退

 
農作物の鳥獣被害対策のため関係者が確認したモンスターウルフ(手前)

 国見町は16日、野生動物撃退装置「モンスターウルフ」の導入に向けた地元説明会を開いた。オオカミをかたどった装置は、赤外線センサーで野生動物を感知すると、首を振ったり鳴き声を出したりして追い払う。他県では実績を上げており、町は鳥獣害対策の切り札として実証実験を進める。

 モンスターウルフを開発したのは北海道の「太田精器」。全長120センチ、高さ80センチの大きさで、野生動物を感知した場合には動きに加え、目などに内蔵された発光ダイオード(LED)が点滅する。動物が装置の存在に慣れてしまわないように、オオカミの鳴き声や銃声など50種類以上の音を発することができる。

 町役場で開かれた説明会では、同社の太田裕治社長らが撃退効果や導入のメリットを解説。実際に装置が作動して、シカやイノシシが逃げていく動画も紹介された。

 町によると、イノシシやニホンザルによるモモやカキなどの農作物の被害が問題となっている。参加した町鳥獣被害対策実施隊の鈴木正一隊長(71)は「今までにない装置。鳥獣被害が増える中、効果に期待したい」と話した。