会津坂下観光協の39歳事務局長、685万円着服 依願退職、告訴せず
会津坂下町観光物産協会で事務局長を務めていた男性(39)が、協会の口座などから総額685万4500円を着服していたことが18日、協会への取材で分かった。男性は同日までに全額返済し、依願退職した。協会の口座では、公金である町からの補助金なども扱っていたが、同協会は刑事告訴しないという。
協会によると、男性は今年2月までに、協会の通帳のほか、町出身の作曲家・故猪俣公章さんの功績を伝える顕彰会から預かった通帳から、複数回にわたり金を引き出していた。さらに本年度の「坂下初市」の出店料や協会の会員会費として預かった現金も私的に流用していた。
男性は会計事務を1人で担当していた。協会が、近年活動休止状態だった顕彰会の口座の残高照会をしたところ、400万円超が引き出されていたことで不正が発覚。協会口座などを内部調査した結果、多額の使途不明金の存在が分かった。男性は不正を認め、横領した金は、先物取引などに充てたと説明したという。
協会は17日に開いた理事会で経過報告した。高久栄一郎理事長は福島民友新聞社の取材に対し「皆さんに大変ご迷惑をお掛けした。再発防止に向けてチェック体制を整えたい」と話した。
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