「上演を展示」新しい演劇の形 いわき、人生表す間取りの平面図

 
藤田さんが聞き取りした間取りの平面図60点を展示している会場

 いわきアリオスは、新型コロナウイルス禍における新しい演劇の形を発信しようと、「上演を展示する」プロジェクトに取り組んでいる。関連する平面作品展が31日まで、いわき市の同館で開かれている。

 プロジェクトは、演劇団体「マームとジプシー」と昨年12月に始めた。主宰の藤田貴大さんが、同プロジェクトに賛同する17人の過去、現在の家の間取り、思い出などをビデオ会議システム「Zoom(ズーム)」で聞き取り取材した。

 藤田さんが、17人がこれまでに住んでいた家の間取りやその生きざまを想像して空間から平面図を書き起こし、立体作品、最終的には演劇作品に仕上げる。上演までの課程を見せることで、鑑賞者が舞台上だけではない演劇表現を体験できるようにすることが今回の展示の狙いだ。

 今回の展示会では、藤田さんらが書き起こした平面図60点を展示している。家という空間を書き起こした平面図からそれぞれの人生や生きざまを感じることができる。観覧できる時間は午前8時30分~午後10時30分。無料。

 会期中の20日には、同館で藤田さんのアーティストトークを開く。展示中の平面図作品や、プロジェクトについて語る。時間は午後7時から。要事前申し込み。問い合わせはアリオスチケットセンター(電話0246・22・5800)へ。