殺人容疑大筋認める 須賀川・男性射殺事件、銃弾の線条痕一致

 

 須賀川市の中古車販売店で2月、経営者の男性が射殺された事件で、須賀川署の捜査本部が殺人の疑いなどで逮捕した同市、無職佐藤勝久容疑者(60)が、殺人容疑を大筋で認め、「ガレージから出る音がうるさかった。何度か(文句を)言いに行った」などと供述していることが19日、捜査関係者への取材で分かった。捜査本部は、同店を経営する男性=当時(37)=に対する一方的な恨みが殺害の動機につながったとみて調べている。

 佐藤容疑者は男性の殺害後、中古車販売店の向かいにあるアパート自室に戻ったが、自宅周辺に規制線が張られ、大勢の捜査員も駆け付けたことから「逃げようにも、逃げられなかった」などとも供述しているという。

 また、男性の頭部にあった銃弾に残された痕跡(線条痕)を調べたところ、佐藤容疑者が所持していた回転式拳銃から発射されたことがほぼ特定された。佐藤容疑者の衣服から、拳銃を撃った際に残る硝煙反応が確認されていたことも判明。捜査本部は男性を銃撃した際に着用した衣服とみている。捜査本部は拳銃の入手経路を調べている。

 男性は知人に「『殺すぞ』と脅された。本当に殺されるかもしれない」などと相談しており、捜査本部は詳しい動機の解明を進める。

 同署は19日、佐藤容疑者を地検郡山支部に送検した。