「道の駅なみえ」3月20日全面開所 假屋崎省吾さん生け花展示

 
浪江町産の花や花木を大堀相馬焼に生けた假屋崎さん

 浪江町の「道の駅なみえ」に20日、日本酒や大堀相馬焼など町伝統の味と技が楽しめる体験型施設が新たに開所する。道の駅のグランドオープンを祝おうと、華道家の假屋崎省吾(かりやざきしょうご)さんが19日、現地を訪れ、町産の花や花木を使ったフラワーアレンジメントを制作した。作品は入り口に設置され、来場客を華やかに出迎える。

 假屋崎さんは震災後、浪江町の復興に一役買おうと、町内で生産された花の活用とPRに取り組んでいる。町内の花卉(かき)農家が生産したストックやフリージア、雲竜柳など、色とりどりの花や花木を町伝統工芸品「大堀相馬焼」に生けた。作品のテーマは「浪江の春らんまん」。作品は、昨年8月に開所した本館の地域振興施設、20日に開所する地場産品販売施設の入り口にそれぞれ設置、2週間ほど展示する。

 假屋崎さんは「浪江に春がやってきた。浪江の花卉農家さんの頑張りが、浪江に春を届けてくれた。作品には、明日への希望を持っていこうという思いを込めた」と話した。

 道の駅なみえは、原発事故で全町避難した町ににぎわいを取り戻す拠点として、国、県、町が整備。昨年8月にフードコートや直売所などを構えた地域振興施設が開所。20日は同施設西隣に地酒、大堀相馬焼の両エリアを設けた地場産品販売施設「なみえの技・なりわい館」がオープンする。

 ここには山形県長井市に避難する浪江町の老舗酒造会社「鈴木酒造店」が運営する酒蔵、大堀相馬焼の窯場などが設けられている。同日午前11時にセレモニーが行われた後に開所する。

 また、地域振興施設に20日、生活雑貨を扱う「無印良品」も開店する。全国の道の駅で無印良品が出店するのは初めて。
 問い合わせは道の駅なみえ(電話0240・23・7121)へ。