国見など9市町村で震度5弱 宮城県5強、鉄道や高速道に影響

 
地震で鉄道が運転見合わせとなり、駅で足止めとなった利用者=20日午後6時25分ごろ、福島市・JR福島駅

 20日午後6時9分ごろ、宮城県で最大震度5強の地震があった。気象庁によると、震源地は宮城県沖(牡鹿半島の北東20キロ付近)で、震源の深さは59キロ。地震の規模はマグニチュード(M)6.9と推定される。県内は国見町や飯舘村など9市町村で震度5弱、福島市や郡山市、いわき市など31市町村で震度4を観測した。気象庁は一時、宮城県に津波注意報を発表した。

 福島県などによると、午後9時現在、けが人や住宅、道路の被害は確認されていないという。宮城、岩手両県で計7人が負傷した。気象庁は今回の地震について、2011(平成23)年3月に発生した東日本大震災の余震とみている。

 交通機関に影響が広がり、東北新幹線は東京―盛岡間の上下線で運転を一時見合わせた。県内の在来線全線と阿武隈急行も運転を見合わせ、午後9時現在、多くで再開の見通しが立っていない。

 高速道は、東北道本宮―郡山インターチェンジ(IC)間と磐越道磐梯熱海―郡山東IC間、常磐道広野―新地IC間の各上下線などが一時通行止めとなった。

 原発異常確認されず

 東京電力によると、福島第1、第2原発に新たな異常は確認されておらず、放射線量を測定する原発周辺のモニタリングポストの値にも変動はないという。東北電力女川原発(宮城県)でも異常はなかった。

 地震発生を受け、福島県は県地域防災計画に基づく特別警戒配備を敷き、情報収集に当たった。いわき市と南相馬市、本宮市、鏡石町、浪江町、新地町が災害対策本部を設置、南相馬市と大熊町は避難所を開設した。二本松市の岩代支所では水道配管で一時漏水の被害があった。断水や停電、医療機関での被害などは確認されていないという。

 【各地の主な震度】震度5弱=相馬、南相馬、大熊、双葉、浪江、新地、飯舘、国見、田村など

 震度4=福島、郡山、いわき、白河、須賀川、二本松、伊達、本宮、桑折、川俣、大玉、鏡石、天栄、猪苗代、会津坂下、会津美里、泉崎、中島、矢吹、棚倉、石川、玉川、平田、浅川、古殿、小野、広野、楢葉、富岡、川内、葛尾など