福島県出身歌手の歌声響く 東京県人会が都内で復興支援音楽会

 
熱唱する樋口さん(右)と鈴木さん(中央)=東京・新宿文化センター

 東京県人会は20日、都内で福島復興支援音楽会を初めて開いた。震災と原発事故から10年を迎えた古里の再生を願い、本県が生んだ民謡とクラシックの歌手が美しい歌声を響かせた。福島民友新聞社などの後援。

 出演したのは、浪江町出身で名誉町民の民謡歌手原田直之さん、民謡歌手福本えみさん(本宮市出身)、テノール歌手樋口達哉さん(二本松市出身)、ソプラノ歌手鈴木葉子さん(いわき市出身)の4人。

 約100人の聴衆を前に出演者は本県ゆかりの民謡や作曲家古関裕而(福島市出身)の名曲などを熱唱した。原田さんは舞台で「一生懸命歌って、古里の復興を応援したい」と語った。

 県人会は新型コロナウイルス感染拡大の影響で昨春以降、活動の制限を余儀なくされていたが、本格的な活動再開を目指す。安斎隆会長(二本松市出身、セブン銀行特別顧問、東洋大理事長)は、昨秋から延期になった創立70周年記念式典の実施に意欲を示した。

 担当した大越康弘理事長(会津美里町出身)は「古里にエールを送り、少しでも復興を後押ししたい」と話した。チケット代の一部と、会場の募金箱に寄せられた浄財を県に寄付する。