10年ぶりに診療再開 Jヴィレッジ・JFAメディカルセンター

 
再開した施設内の設備

 日本サッカー協会(JFA)は20日、東日本大震災と東京電力福島第1原発事故後に休止していたJヴィレッジ敷地内のスポーツ医療診療所「JFAメディカルセンター」を約10年ぶりに再開させた。最新鋭の設備を備え、アスリートや地域住民の診療に当たるほか、けが予防の研究や啓発活動にも取り組む。

 JFAが運営し、整形外科、リハビリテーション科の診療を受け付ける。最新の磁気共鳴画像装置(MRI)やレントゲンなどの設備を導入しており、けがなどの診察に当たるほか診察で得たデータをスポーツ医学の研究にも役立てる。

 4月にJFAアカデミー福島の男子がJヴィレッジに戻ってくることを受けて診療を再開した。担当者によると震災前は地域住民が約7割、アスリートが約3割利用していたという。

 再開を記念し、20日に現地で式典が行われ、内堀雅雄知事やJFAの田嶋幸三会長らが出席した。田嶋会長は「最新鋭の設備を使い、各競技のリハビリや診察ができる。けが予防に役立てるほか地域医療にも貢献できる施設にしたい」と話した。式後は内覧会も開いた。