郡山一中が初の頂点 声楽アンサンブル全国大会、2位に郡山高

第14回声楽アンサンブルコンテスト全国大会は最終日の21日、福島市のふくしん夢の音楽堂で各部門金賞受賞団体による本選が行われ、郡山一中が初の1位・知事賞に輝いた。郡山高が2位・福島市長賞、日大東北高が4位に入った。県勢の1位は新型コロナウイルス感染症の影響で中止となった前回大会を挟んで3大会連続。本年度は合唱の全国大会が軒並み中止となったが、2年ぶりに開催されたこの大会で「合唱王国ふくしま」が健在であることを広くアピールした形だ。
3位・県教育長賞は不来方(こずかた)高(岩手)、5位は盛岡四高(同)だった。本県から本選に進んだ安積黎明高、郡山七中、郡山六中は入賞だった。
大会は無観客で開き、表彰式への出席も代表の部員に限るなど感染対策を徹底。大会の様子はオンラインで配信した。実行委員会の菅野正美会長は「ステージの上では、(歌う人同士の)間隔を前後左右2メートル取るなど、これでもかというほどの感染対策をした」と大会を振り返った。
本年度、本県の中学校や高校の合唱部が多数出場してきた全日本合唱コンクール全国大会とNHK全国学校音楽コンクールが新型コロナの影響で中止となり、県内各校の合唱部員は悔しい思いをした。2年生主体で今大会に臨んだ合唱部員たちは「先輩たちの分まで歌った」と口々に語った。
2~16人の少人数編成の合唱グループによるコンテストで県、県教委、大会実行委員会の主催。中学校、高校、小学校・ジュニア、一般の各部門に105団体が出場した。
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