福島県発信カレンダー作製 郡山の語学指導外国人2人に親善大使

 
内堀知事から国際交流親善大使の認証書を受けたスプリッグさん(左)とマズデンさん(左から3人目)ら

 東京電力福島第1原発事故による風評の払拭(ふっしょく)につなげようと、本県の魅力を海外に発信するカレンダーを作製してきた郡山市語学指導外国人のポール・スプリッグさん(カナダ出身)とミッチ・マズデンさん(米国出身)は15日、県庁に内堀雅雄知事を表敬訪問した。内堀知事は2人に感謝を伝え、国際交流親善大使認証書を手渡した。

 2人は2012(平成24)年から本県の美しい風景写真などをあしらったカレンダー「This is Fukushima これが福島です」作製の中心メンバーとして活動。カレンダーを各国の大使館などに配布し、英国のエリザベス女王らから感謝の手紙が届いているという。

 19年には中心メンバーのヘナレ・アクランギさん(ニュージーランド出身)が急逝。ヘナレさんの遺志を継ぎ作製を続けている。カレンダーにはニュージーランドの先住民マオリのマオリ語をはじめ、英語、スペイン語、フランス語、オランダ語と日本の旧暦で月名を記載している。

 スプリッグさんは「福島の美しい自然や県民の優しさに触れると、海外の人たちはより福島に魅了されると思う」、マズデンさんは「毎年新たな魅力が見つかる。みんな心配せず福島に来てほしい」とそれぞれ話した。内堀知事は「原発事故後、本県に対しネガティブな印象を持つ世界の方もいるが、カレンダーが大きな応援になっている」と取り組みをたたえた。