「交流ハウス」完成!須賀川・寺山さん、農業を親しめる場所に

 
完成した「SHINSEKIハウス」を紹介する寺山さん

 須賀川市の農園「阿部農縁」代表の寺山佐智子さん(53)が農園敷地内に建設を進めていた交流スペース「SHINSEKI(シンセキ)ハウス」が完成した。7日、新ハウスが寺山さんの知人らにお披露目された。寺山さんは「さまざまな人が気軽に集い、農業に親しめる場所にしたい」と力を込める。

 寺山さんは農業を通した地域コミュニティーの活性化と高齢者の健康増進などを目的に新たなハウスを整備した。インターネットで資金を募るクラウドファンディングで資金を募り、昨年10月ごろに着工、今月完成した。ハウスは木造平屋で広さ約90平方メートル。イベントスペースや調理場、まきストーブを備える。7日は、集まった人たちが新ハウスでヨガなどを楽しんだり、同農園の野菜をふんだんに使った料理を味わった。

 寺山さんは東日本大震災と東京電力福島第1原発事故以降、本県の現状を多くの人に知ってもらおうと農業体験ができる民泊事業をはじめ、首都圏や関西方面でのマルシェ出店などに取り組んできた。

 寺山さんは新ハウスの完成について「さまざまな人に支えられてきた10年間だった。節目に一つの形ができて良かった」と話し、「人と人とのつながりが農業の発展につながる。新たな農業の形を模索したい」と前を見る。

 新ハウスには直売所を併設する計画で、正式なオープンは5月の予定。