地震被害の南湖神社修復へ、渋沢栄一の出身地・深谷市が募金箱設置

 
南湖神社を支援しようと募金する来場者=埼玉県深谷市・渋沢栄一記念館

 2月の本県沖地震で被害を受けた南湖神社(白河市)の修復に、埼玉県深谷市が支援の手を差し伸べている。現在のNHK大河ドラマの主人公渋沢栄一は深谷市の出身で、同神社の創建に関わった縁があるのが理由だ。同神社の中目公英宮司(60)は「渋沢公のつながりで深谷市の方々が力を貸してくれるなんて、思いもしなかった。大変ありがたい」と感謝している。

 南湖神社では、本県沖地震により、灯籠4対が倒れたほか、渋沢栄一が書いた扁額(へんがく)の入った鳥居に亀裂が入るなどの被害を受けた。深谷市の支援は、同市の深谷ノースロータリークラブ(RC)のメンバーがこれらの被災を知ったことがきっかけ。

「交流通して友好を」

 同RCは、白河市の白河西RCと姉妹クラブの関係にもあることから、深谷市に「渋沢栄一に縁のある南湖神社を支援しませんか」と打診した。深谷市は要請を快諾し、市役所のフロントや市内の渋沢栄一記念館のロビーなどに募金箱を設置した。渋沢栄一記念館学芸員の馬場裕子さんは「渋沢栄一ゆかりの神社なので協力したいと思い、募金箱を設置させていただいた。いろいろな交流を通して友好関係を深めていければ」と話した。