福島市と飯舘村がコロナワクチンで協定 村民分を市で接種可能に

 
協定書を交わす杉岡村長(左)と木幡市長

 飯舘村は22日、福島市と新型コロナウイルスのワクチン接種に関する協定を結んだ。同村は、接種による重い副反応が出た際の医療機関での対応に課題があったため、同市との連携を模索してきた。協定により、村の住民と東京電力福島第1原発事故の影響で同市に避難している村民の両方が、福島市で接種できる環境が整った。

 同村のワクチン接種を巡っては、村内の特別養護老人ホーム「いいたてホーム」に入所する高齢者を対象に4月19日から1回目の接種を始める。移動の負担を考慮し、同ホームの入所者は村内で接種する方向で調整している。

 入所者以外の高齢者の接種は5月10日から予約受け付けを開始する。予約券は村から届き、福島市内の医療機関などで接種することになる。

 福島市役所で行われた締結式では、杉岡誠村長と木幡浩市長が協定書を取り交わした。杉岡村長は「安全・安心な接種体制を構築できた。(集団接種などの)移動手段はこれからまとめたい」と話した。木幡市長は「情報提供など周知に努めたい」と述べ、万全の支援体制を整える考えを示した。