高線量廃棄物漏えいか 福島第1原発、敷地のコンテナ1個腐食

 

 東京電力福島第1原発敷地内で高い値のベータ線を出すゼリー状の塊が見つかった問題で、東電は25日、同じ敷地で保管していたコンテナ1個が腐食し、毎時10ミリシーベルトほどのベータ線を出す廃棄物が漏えいしていたとみられると発表した。東電は漏れ出た中身がゼリー状に固化した可能性があるとみて分析を進めている。

 東電によると、コンテナには原発事故後の作業で使った布や紙、樹脂製配管などが入っていた。腐食は2日に見つかり、即日補修したものの、中身を確認しなかったという。塊が見つかったことで改めて調べた結果、高線量の廃棄物を保管していたことが分かった。

 また、塊の放射線量を改めて計測したところ、ベータ線の値は毎時13ミリシーベルトを示したという。福島第1原発では2日午後、護岸に近い物揚場排水路からベータ線の値だけが著しく上昇した排水が検出されていた。