就業体験の女子大生3人が考案「相馬の魅力発信」海産物セット

 
相馬産海産物を中心としたセットを考案した(左から)福原さん、酒井さん。右はオンラインで参加する立川さん

 「相馬や福島の魅力を発信したい」。水産加工、飲食業のカネヨ水産(相馬市)で就業体験をした女子大学生3人が、相馬の海産物を中心とした四つのギフトセットを考案した。同社の店舗やネットショップで販売している。

 考案したのは酒井智子さん(22)=北海道大水産学部3年、福島市出身=と立川麻衣さん(20)=武蔵大2年、福原杏子さん(20)=立命館大2年。3人は2月から復興庁の復興・創生インターンでカネヨ水産の体験に応募した。

 元の就業体験のテーマは同社のネットショップを発信するための手段づくり。酒井さんは「震災被害を受けた沿岸部で古里のために何かしてみたいと思った」と応募理由を話す。

 新型コロナウイルスの影響で同社を訪れる機会が予定より少なくなったが、オンラインでの会議やアンケートなどで方法を模索。同社が経営する飲食店「たこ八」の訪問客をネットショップに誘引しようと、チラシ作りに取りかかった。

 取り組みの中で、ネットショップや直売所の魅力を高めようと「相馬ならでは」のギフトセットを考案することにした。福原さんは「コロナ禍で相馬に戻れない人に古里を思い出してもらう商品づくりも意識した」と話す。相馬産の水産物を集めた「相馬を、贈る」セットに加え、1人暮らし向け、晩酌向け、レシピ付きの相馬の食材での調理向け、とテーマを明確にした4セットを考え出した。

 酒井さんらは8~13日に相馬市を訪れ、復興公営住宅や観光施設などにチラシを配り、ギフトセットをPRした。立川さんは「参加して福島が身近に感じられるようになった。今後も協力していきたい」と話した。3人はインターン終了後もリピーターを増やす取り組みを考えていくつもりだ。ギフトセットには3人が従業員や漁師に行ったインタビューなどを収めた情報冊子を同封する。

 問い合わせは同社(電話0244・38・8808)へ。