「常磐もの」高速バス輸送 いわき―東京間、実証実験

 
乗務員に水産物を手渡す県漁連の鈴木哲専務(右)

 県漁連は26日、漁獲から消費者へ魚を届けるまでの時間の短縮を目的に、いわき―東京間の高速バスを活用した都心への県産水産物輸送の実証実験を行った。

 県漁連によると、乗客と荷物を同時にバスで輸送する県内初の取り組み。鮮度の高い県産魚介類を首都圏の消費者に提供することで、品質の高さをアピールし、消費拡大につなげる狙いがある。

 実験はジェイアールバス関東や農林中央金庫福島支店が協力して実施した。26日朝に、いわき市の沼之内漁港で水揚げされたヒラメやメバル計約5キロを輸送。同社いわき支店を午前11時36分に出発し、午後3時ごろにJR東京駅に着いた。同駅構内の飲食店に魚が届けられた。県漁連は放射性物質の検査体制や輸送時間などの課題を洗い出し、今後の本格導入を検討する。同日、JR常磐線を活用した同様の実験も実施予定だったが、同線で発生した列車と車の衝突事故の影響で中止した。