磐城桜が丘高・矢代さん、東北大「合格」 材料工学研究者目指す

 
銅とアルミの板やメモ帳を手に東北大合格を喜ぶ矢代さん

 磐城桜が丘高の矢代雄大さん(3年)は今春、東北大工学部の一般入試前期に合格した。暇があれば場所を選ばず勉強し「分からないことも楽しい」という好学の士。材料工学の研究者を目指し、春から材料科学総合学科で学ぶ。

 東北大を目指したきっかけは、1年生で参加したオープンキャンパス。銅とアルミを超音波で接合する実験を目の前で見て、材料工学のとりこになった。以来、その場でもらった銅とアルミが接合した小さな板をお守りにして勉強に励んだ。

 矢代さんの勉強法の一つは「分からないことをメモして反復すること」。ポケットに忍ばせたメモ帳につまずいた課題を記録、復習して知識を自らのものにした。分からない課題は先生に何度も質問した。東大を狙える学力を持ちながら、塾に通わず、ひたすらに東北大を目指す矢代さんを学校側は個別添削で応援。矢代さんは今月9日、磐城桜が丘高として令和初となる東北大合格を決めた。

 金属や磁石、植物の繊維などさまざまな材料を知り、新たな特性を持った材料の開発で最先端技術の実現に貢献する材料工学の世界。矢代さんは「研究成果でみんなの生活を豊かにしたい」と目標を語った。