「母校の歴史」振り返る 南相馬・小高の4小学校が合同閉校式

門馬市長(左)に校旗を返納した各校の代表
4月に新たな小高小としてスタートを切る南相馬市小高区の四つの小学校(小高、福浦、金房、鳩原)は27日、同市で合同閉校式を行った。児童と関係者が4校の歴史を振り返った。
4校は震災、原発事故後、同市鹿島区の仮設校舎で再開。原発事故に伴う避難指示が2016(平成28)年7月に解除されたことを受け、17年4月に小高小の校舎で「小高区4小」として授業を行ったが、少子化に避難などが重なり児童数の減少が続いたため再編が決まった。再編にあたって小高小以外の校舎は、耐震性などを考慮しながら利活用が検討されるという。
藤巻国孝校長が「小高区復興と未来のため、ここで学んだことを次世代に伝えてほしい」と児童に呼び掛けた。
4校の校旗が返納され、各校の代表が門馬和夫市長に校旗を手渡した。
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