自転車道「いわき七浜海道」53キロ全線開通 愛好家ら海岸線快走

いわき市が整備を進めてきた復興サイクリングロード「いわき七浜海道」が28日、全線開通した。勿来の関公園から久之浜防災緑地までの総延長約53キロのコースで、いわき市特有の美しい海岸線を楽しめることが魅力。市によると、復興事業で整備した防潮堤などを活用したサイクリングロードの創設は被災3県で初の試みで、交流人口拡大につながることが期待される。
自転車を活用した健康増進などを目的に2018年12月から整備を始めた。昨年8月までに勿来の関公園―新舞子ビーチ間の約39キロで運用を開始。残りの同ビーチ―久之浜防災緑地間の約14キロは今月26日に整備を完了した。
市は、サイクリングの利便性を向上させるため、サイクルラックや休憩場所を整備。トイレなどの提供を行う協力店「サイクリストっぷ」に54店舗を認定した。
道の駅よつくら港で行われた開会式では、関係者がテープカットして全線開通を祝った。コースの走行会も行われ、四倉海岸の防潮堤を出発したサイクリング愛好家らは潮風を感じながら海岸沿いを快走した。
- 福島県、新たに22人感染確認 新型コロナ、県計3000人超える
- 二本松北小、全児童ら検査実施 クラスター発生、21日まで休校
- 予診票記入服薬相談、かかりつけ薬局対応 新型コロナワクチン
- 郡山の観光・飲食業、半数「3年前より利益減」 経営実態調査
- 東北中央道「相馬福島道路」一足早く!全線開通へプレイベント
- 聖地に新鮮力!佐藤さん「サッカー愛」Jヴィレッジ盛り上げる
- 「円谷精神」若手も継承 須賀川・テッテ、特撮制作の魅力紹介
- 処理水「丁寧な説明を」 対策評議会、海洋放出に浜通り首長ら
- 飯舘で処理施設運転開始 長泥地区、農地造成に除染土再利用へ
- 福島県、強風で鉄道に乱れ 低気圧北上影響、運休や遅れ相次ぐ