蒔絵と会津塗で装飾「あいくし」4月1日発売 技術と伝統美融合

 
1日に発売されるマグネシウム合金を使った「あいくし」(上)

 原発事故の影響で大熊町から会津若松市に工場を移した企業と同市の伝統工芸を受け継ぐ地元企業でつくる「チームAid―U(エイドユー)」は1日、会津塗を施したくし「あいくし」を発売する。

 「あいくし」は軽くて強度がありリサイクルもできるマグネシウム合金を素材に、蒔絵(まきえ)と会津塗で装飾。頭の形に合うように丸みを持たせた形状になっている。会津伝統の技を結集し、環境に優しい取り組みを進める企業理念を柱に開発した。

 会津桐の箱に収め、会津木綿の袋に入れて、価格は11万円。4~5月には第2弾として、植物由来のプラスチック素材に会津塗を施したあいくしの発売を予定している。

 エイドユーを構成するサンブライト(大熊町から会津若松市へ移転)の渡辺忍社長、ユーアイヅの五十嵐孝社長、大洋印刷の阿久津昌生取締役、ヘアスタイリスト傳礼央那(でんれおな)さんは29日、市役所を訪れ、室井照平市長に商品を紹介した。

 オンラインショップと山田木綿織元(会津若松市)の店頭で扱う予定。問い合わせはサンブライト(電話0242・76・1020)へ。