福島民友記事がヒント、紙製マスク考案 会津大短大部・高橋准教授

日本基礎造形学会の学会誌に掲載された論文を示す高橋准教授
会津大短期大学部の高橋延昌准教授(49)が考案した紙製ハンドメードマスク開発に関する論文が、日本基礎造形学会の学会誌「基礎造形029」に掲載された。高橋准教授は「社会貢献のつもりで考案した。学術的にも認められ、うれしい」と話している。
開発したのは、A4サイズの紙で作る「ペトラマスク」。本紙に掲載された手作りマスクの記事をヒントに「身の回りの紙を折るだけでマスクに利用できないか」と考え、品薄状態が続いていた昨年4月にコピー用紙で簡単に作れる立体的なマスクを考案した。
昨年9月にオンラインで開かれた学会の大会で、マスクの形態や素材などの研究の成果を口頭発表した。この発表を基にまとめた論文を投稿し、審査を経て今年2月末発行の学会誌に4ページにわたって掲載された。
学会は大学でデザイン、美術を指導する教授、准教授、講師ら約170人で構成され、学会誌を年1回発行している。高橋准教授は10月に福島市の県教育センターで開かれる中学、高校教諭を対象にした講義をはじめ、県内各地の小中学校での出張授業で論文を教材として活用することにしている。
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