2地銀トップ続投へ 東邦銀・佐藤氏、福島銀・加藤氏

 

 東邦銀行と福島銀行の役員人事はいずれもトップの続投が濃厚となった。東邦銀は佐藤稔頭取(60)、福島銀は加藤容啓(たかひろ)社長(64)が引き続き経営のかじ取り役を担い、新型コロナウイルス感染症の影響を受けている取引先の支援や収益力の強化を図る見通し。

 両行は6月の株主総会、取締役会で正式決定する。任期はいずれも1年。

 両行は2021年3月期の連結業績予想で赤字を見込む。長期化する低金利に加え、コロナ禍に伴う企業の業績悪化で貸し倒れに備えた費用が膨らむなど経営環境は厳しくなっている。

 一方、両行は21年度から3年間の中期経営計画をスタートさせることから、続投するトップの下で経営の安定化を図り、黒字転換をを目指すとみられる。

 東邦銀の佐藤氏は桑折町出身。福島大経済学部卒。1983年入行。常務、専務などを経て、昨年6月に同行で2人目となる生え抜きの頭取に就いた。

 福島銀の加藤氏は福島市出身。中大法学部卒。80年に東邦銀入行。同行常務、専務、とうほう証券社長を歴任し、2018年6月から福島銀社長を務めている。