「水芭蕉の里」再生へ、木道整備や草刈り 猪苗代町山潟地区 

 
再生が進む「水芭蕉の里」。所々で花を咲かせるミズバショウも見られる=猪苗代町、3月27日

 猪苗代町山潟地区の森林で、ミズバショウの群生地を再生しようという取り組みが進んでいる。地元の企業やボランティアらが荒れた林を整備し、群生に適した環境を整えた。この4月には愛らしいミズバショウの花を見ることができそうだ。

 群生地があるのは旧山潟小校舎の裏で、かつては同校PTAや近隣住民に「水芭蕉の里」と名付けられ、親しまれてきた。同校の校章もミズバショウがモチーフとなっており、地域のシンボル的な存在だった。しかし2006(平成18)年に閉校になってからは草木が生い茂り、設置されていた木道や鉄道も朽ちていた。

 こうした中、廃校舎を活用してアウトドア用品店やインテリア専門店、カフェなどを昨年オープンさせた「Roots(ルーツ)猪苗代」が地域貢献の一環として再生プロジェクトを開始。クラウドファンディングで資金を調達したり、県の補助金を活用したりするなどして、新たな木道の整備や下草の刈り取りなどを行ってきた。

 3月下旬には同社従業員やボランティアらが周辺のササの刈り取りなどを行い、ミズバショウが育ちやすくなるよう汗を流した。参加者らは「もとの景色を取り戻すにはまだ時間がかかるが、再び多くの人に愛される群生地になれば」と話していた。