保健科学部、最新の教育実習機器公開 福島医大駅前キャンパス

筋機能を検査する装置など精密な身体機能検査が行える運動学実習室
福島市の福島医大駅前キャンパスで3日開かれた内覧会では、保健科学部の学生が扱う最新の教育実習機器が公開された。理学療法学科の運動学実習室には米航空宇宙局(NASA)の研究にも使われる3次元動作解析装置をはじめ、筋機能を検査する装置などが備えられ、精密な身体機能検査が可能だ。
作業療法学科の日常生活活動実習室には和室や風呂などを再現。福祉用具が設置されており、患者の生活スタイルに合った支援方法を学ぶことができる。
2階の図書室には医学系図書を中心に4000冊が並び、将来的な蔵書数は9200冊を超える見込み。このほか血液などの成分を分析する臨床検査学科の分析化学検査室、コンピューター断層撮影装置(CT)や磁気共鳴画像装置(MRI)などと接続できる端末が並ぶ医療情報実習室、学生と教員が意見交換する多目的スペースなどがある。学生は医学部などがある光が丘キャンパスでも授業を受ける。
駅前キャンパスはJR福島駅東口から徒歩5分の好立地。新型コロナウイルスの影響で当面、一般の人の利用はできないが、将来的には1階エントランスホールと2階図書室を利用可能なエリアにする。中心市街地の交流拠点の一つとして機能しそうだ。
記念式典では竹之下誠一理事長・学長と内堀雅雄知事、太田光秋県議会議長、木幡浩市長がテープカットした。
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